西日本鉄道の子会社で不動産事業などを手掛けるスピナ(北九州市)は16日、北九州市内で戸建て住宅地と一体開発する商業施設が7月10日に開業すると発表した。敷地面積1万8700平方メートルの商業施設と1万6500平方メートルの戸建て住宅地(72区画)が隣接する計画だ。食品販売や飲食店、衣料品店など13店舗が入る。

商業施設「皿倉テラス」は全体の店舗面積が4000平方メートルで、275台分の駐車場を備える。JR八幡駅から1キロメートルの場所にあり、半径3キロ以内に住む5万人を商圏人口と想定する。売上高は年12億〜18億円を見込む。背後に立つ皿倉山の景観を楽しめるウッドデッキを設けて、家族連れや若者に開放感をアピールする。

住宅地は2025年6月に西鉄が分譲を始める。スピナが商業施設と住宅地を一体開発するのは初めてで、今後も1600平方メートル以上の用地を対象に同様の開発を進めるという。スピナの24年3月期の売上高は54億円だった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。