16日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで大幅に上昇し、一時1ドル=153円60銭を付けた。米国で、インフレが落ち着きつつあり連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの期待から、長期金利が低下。日米金利差の縮小を材料視した円買いドル売りが加速した。円の上昇幅は、前日比で最大2円49銭にまで膨らんだ計算だ。

 午後5時現在は前日比1円68銭円高ドル安の1ドル=154円41~42銭。ユーロは1円06銭円高ユーロ安の1ユーロ=167円91~95銭。

 15日発表の4月の米消費者物価指数は、伸び率が3カ月ぶりに縮小した。

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