これはスカイマークの洞駿社長が、15日に開いた決算会見で明らかにしました。

それによりますと、スカイマークは新型コロナの影響で、2020年3月に唯一の国際線だった成田空港とサイパンを結ぶ路線を休止しましたが、好調なインバウンド需要を背景に、今後、国際線の再開に向けた検討を進めるとしています。

会見で洞社長は「新規の機材が入ってくる2025年度以降にチャーター便を積極的に飛ばし、しっかりと利益を上げられる路線で周到に準備を開始したい」と述べ、今後、どの路線で運航を再開するか検討する方針を示しました。

また、15日に発表された会社のことし3月までの1年間の決算は、売り上げにあたる「事業収益」が1040億円と、前の年度より22.9%増えました。

レジャーでの需要が高く、1人当たりの単価が上がったことなどによるもので、本業のもうけを示す「営業利益」も、前の年度を35.2%上回る46億円となりました。

一方、来年3月までの業績予想では、円安や燃料代の高騰でコストがかさむことなどから、営業利益の減少を見込んでいます。

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