東証スタンダード上場で石炭事業を手掛ける住石ホールディングス(HD)は15日、九州を地盤とする麻生と資本業務提携したと発表した。麻生は現時点で住石HD株を49%持つ筆頭株主で、同社を持ち分法適用会社としている。提携強化のため麻生は住石HD株を市場で最大60%まで取得し連結子会社化する方針だ。両社は九州地区での事業拡大などで協業していく。

麻生は16日以降、住石HD株の追加取得を始めるとしている。連結子会社化後も東証への上場は維持する方向だ。

住石HDは九州での住友グループの石炭事業を源流とし、現在は石炭の輸入販売などを手掛ける。麻生は戦前は石炭事業を主力としてきたが、炭鉱跡地の再開発に取り組み医療や環境関連、不動産などに事業領域を拡大してきた。住石HDは麻生が持つビジネスモデルの転換のノウハウを生かし、炭鉱跡地の活用などを進める。

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