福岡・天神の商業ビル「イムズ」跡地で、ホテルやオフィスが入るビルの建設工事が15日、始まった。開発コンセプトは、新しい文化を生み出し続ける「福岡文化生態系」に決定。ビルは2026年12月に完成、27年中に開業する予定だ。
事業主体の三菱地所が発表した。新しいビルは、地上21階、地下4階建て。新しい「交流の循環」につながることを狙う。九州初進出となる米発祥の「エースホテル」でアートや音楽などの文化イベントを実施するほか、建物の外周部にゆとりをもたせ、人々のにぎわいを創出するという。
福岡市内で会見した三菱地所の中島篤社長は「イムズのレガシーも含めて売りが多い。福岡の人々に愛されるビルにしたい」などと述べた。
イムズは福岡市が進める「天神ビッグバン」に乗る形で再開発が決まり、21年8月に閉館した。新しいビルは、店舗やホテル、オフィスが入る複合施設となる。(松本真弥)
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