新聞や放送、広告各社などでつくる全日本広告連盟(全広連)の第72回大会が15日、東京都千代田区の帝国ホテル東京で開かれた。「つながろう、広告のために。」をテーマに、連盟の関係者ら約900人が参加した。東京での開催は42年ぶり11回目。

◆「地域広告大賞」最優秀賞は海の中道海洋生態科学館CM

記念撮影に応じる、第3回鈴木三郎助全広連地域広告大賞の受賞者ら

 大平明理事長は「今まさに広告の力が必要となっている時。人の心を揺さぶる広告で消費を活発化していき、新しい需要を創造し、成長と分配の好循環を実現させる大きな役割を、これから果たさなければならない」とあいさつした。  地域活性化に貢献した広告活動を表彰する「第3回鈴木三郎助全広連地域広告大賞」の最優秀賞とフィルム・オーディオ部門賞には、海の中道海洋生態科学館による『「ウニのボールジョイント」篇(へん)』などCM3作が選ばれた。  広告界の発展・向上に貢献した企業や広告・クリエーターをたたえる「第12回全広連日本宣伝賞」は、キリンホールディングスの磯崎功典会長と写真家の故・篠山紀信さんら4氏に贈られた。  東京新聞は15日付で、大会の開催を記念した広告を特集し、会場では掲載紙を配布した。次回は福井市で開催する。(山下葉月) 

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