光通信が15日発表した2024年3月期決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比34%増の1222億円となり、過去最高となった。電力小売り事業で市場価格の変動リスクに備えた新プランが奏功し、法人サービスの営業利益は3倍近い水準となった。円安に伴う為替差益が4.9倍に増えた。

売上高にあたる売上収益は7%減の6019億円、営業利益は9%増の945億円だった。法人向け通信回線事業は価格競争の激化で契約数が減った。電力小売り事業では電力取引価格が下落した。減収となったものの新電力プランの好調が利益を押し上げた。

25年3月期は売上収益で前期比3%増の6200億円、純利益で26%減の900億円を見込む。電力事業などで契約数の伸びを見込み増収を確保するが、為替差益をゼロと想定する。

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