東邦アセチレンが15日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比43%増の14億円で過去最高だった。コスト上昇分の価格転嫁が進み、採算が改善した。年間配当は、期中に実施した分割を考慮しないベースで70円(前の期は60円)とした。
売上高は4%増の354億円、営業利益は39%増の21億円だった。発電所の温度調整向けなどで窒素の販売が増えた。食品関連器材も堅調に推移した。
同日発表した25年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比2%増の360億円、純利益が13%増の16億円を見込む。池田悦哉社長は「可能な限り増配を念頭に置きながら、株主に報いていきたい」と話した。
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