外食大手5社の2024年1~3月期または24年3月期の連結決算が15日に出そろい、いずれも黒字を確保した。新型コロナウイルス禍が和らいで客足が回復し、原材料費など高止まりしているコストを吸収した。一部は値上げの効果も出た。

 1~3月期決算では、日本マクドナルドホールディングスの純利益が前年同期比27.4%増の67億円だった。1月に約3割の商品を値上げしたが、期間限定商品の投入で客数も伸ばした。すかいらーくホールディングスは純損益が34億円の黒字(前年同期は6億円の赤字)に転換した。ファミリーレストラン「ガスト」でのメニュー改定が奏功した。

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