東芝のメモリー半導体事業を前身とするキオクシアホールディングス(東京)が15日発表した2024年3月期連結決算は、純損益が2437億円の赤字となり、赤字額が前期の1381億円を上回り過去最大となった。景気の不透明感から、スマートフォン向けなどの需要が低迷した。売上高は16%減の1兆766億円だった。
キオクシアは、スマホやパソコンのデータ保存に使う記憶媒体「NAND型フラッシュメモリー」を製造している。大手IT企業が投資を抑えた影響から、データセンター向けも低調だった。
ただ市況は改善しており、24年1~3月に限ると純損益は103億円の黒字に転換した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。