横浜ゴムは三島工場(静岡県三島市)に38億円を投じ、スポーツ車向けタイヤを増産すると発表した。生産能力を35%高め、米国などの高性能タイヤの需要を取り込む。2024年夏からラインの拡張に着手し、26年末から稼働を始める。
タイヤ業界では新興国勢との競争が激しくなっている。世界の乗用車向けタイヤの3分の1が中国製で、そのうち半数が輸出されている。横浜ゴムは利益率の高い旗艦ブランド「ADVAN」の出荷を26年までに23年比で倍増させるなど、高性能タイヤの出荷割合を高めようとしている。
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