米FRBのパウエル議長=ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は14日、米国の物価高が根強いことを踏まえ「忍耐強く金融引き締め策が役割を果たすのを待つ必要がある」と述べ、現在の高い政策金利を当面維持する考えを示した。

 FRBは3月に公表した経済見通しで、年内3回の利下げを見込んでいた。ただ物価上昇率が拡大に転じたことなどを受け、市場では年内の利下げ回数が減るとの見方が強まっている。米国の高金利が長期化すれば、円安圧力も続く可能性がある。

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