試薬や化粧品を開発する免疫生物研究所が14日発表した2024年3月期の連結決算は、最終損益が1億8600万円の黒字(前の期は2億8900万円の赤字)となり、連結ベースで初めて黒字転換した。

新薬治験の運営を受託する医薬品開発業務受託機関(CRO)向け検査キットの販売が伸びたほか、資本金の減少による税金コストの抑制、新規取得した固定資産について簿価の切り下げ処理を行わない会計処理としたことなどが寄与した。売上高は前の期に比べて3%増の8億1600万円となり、過去最高を更新した。

25年3月期の売上高は前期比13%増の9億2500万円、純利益は同38%減の1億1500万円を見込む。

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