ユニクロがスウェーデン代表に提供するウエア(スウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会提供)

ファーストリテイリング傘下のユニクロは14日、7月に始まるパリ五輪・パラリンピックでスウェーデン代表に公式ウエアを提供すると発表した。同国代表にウエアを提供するのは東京、北京に続き3大会連続で、2026年開催予定のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪にも提供する。ユニクロのサステナブルに関する取り組みや機能性が評価された。

開会式やゴルフ、バドミントンなどの競技向けに約250アイテムを提供する。うち16アイテムには、店舗で回収したユニクロ商品を再生素材として活用した。衣料を分子レベルで分解する「ケミカルリサイクル」と呼ばれる手法を初めて使った。

提供するウエアには吸汗速乾機能の「ドライEX」や伸縮性の高い「ウルトラストレッチ」など同社の高機能素材を使った。

6月3日からオンラインと国内の一部店舗でスウェーデンのアスリートと共同開発したTシャツなど8アイテムを販売する。全アイテムにアスリート仕様のウエアであることを示す「リフレクターロゴ」を付けた。

ユニクロは今回の大会で、シンガポールのパラリンピック代表にも公式ウエアを提供している。

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