オフィス仲介大手の三鬼商事が発表した4月の福岡ビジネス地区(天神など)のオフィス空室率は前月比0.04ポイント上昇の5.43%となった。上昇は2カ月連続。拡張移転や、建て替え予定ビルからの移転に伴う成約が見られた一方で、撤退や縮小による解約もあり、空室率が上昇した。供給過剰の目安となる5%は15カ月連続で上回った。
平均賃料は1坪(約3.3平方メートル)当たり1万1648円だった。前月から27円上がった。
空室率をエリア別にみると、祇園・呉服町地区では前月比1.03ポイント上昇の8.72%となった。新規ビルの「CIRCLES中洲川端」が募集面積を残したまま竣工したことなどにより空室率が上昇した。
オフィス仲介大手の三幸エステートが発表した調査では、福岡市全体の4月のオフィス空室率は前月比0.16ポイント低下の4.75%だった。平均賃料は1坪当たり1万5059円と前月比29円上がった。
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