円安で海外からの中古車需要が相場を押し上げている

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が14日発表した4月の中古車登録・届け出台数は前年同月比4%増の54万648台だった。2カ月ぶりにプラスに転じた。ダイハツ工業の認証不正による出荷停止などで新車供給は停滞している一方、中古車相場は高水準で推移しているためとみられる。

自販連がまとめた4月の中古車登録台数は5%増の29万8788台。全軽自協が発表した同月の軽中古車販売台数は4%増の24万1860台だった。

中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)によると、4月の出品台数は前年同月比11%減だったが成約台数は9%多かった。成約車両単価は112万2千円と前年よりも27%高い。円安を背景に海外からの需要が強く、取引相場が高いうちに車を手放す動きが生じている。

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