発表した自社株買いはENEOSで過去最大規模となる

ENEOSホールディングス(HD)は14日、2025年3月期に最大で2000億円超の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式(自社株を除く)の22.68%にあたる6億8000万株を上限に買い付ける予定で、同社では過去最大の規模となる。石油製品の利幅が堅調で業績が改善しており、株主還元を手厚くするほか資本効率の向上を図る。

同社は2月に上限500億円の自社株買いを発表し、すでに335億円を取得している。新たに発表した自社株買いは、総額2500億円から2月に決めた条件で実施した金額を差し引いた範囲で行う。取得期間は5月16日から25年3月31日まで。

同日に発表した24年3月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前期比2倍の2881億円だった。

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