サワイGHDは新中計でのDOE目標策定に合わせ、増配する

サワイグループホールディングス(GHD)は13日、10月1日付で株式1株を3株に分割すると発表した。最低投資金額を引き下げ、個人などの投資家層を広げる。

1単元(100株)あたりの最低投資金額は13日の終値ベースで56万4500円だ。分割後は約19万円に下がる。

株主還元も充実させる。2025年3月期から始まる中期経営計画で株主資本配当率(DOE)目標を掲げることを踏まえ、今期は株式分割前の換算で前期比29円増の159円とする。新中計は6月6日に発表する予定。

同日、25年3月期の連結業績見通し(国際会計基準)について、売上高にあたる売上収益が前期比14%増の2020億円、純利益が2.2倍の300億円になりそうだと発表した。高血圧薬「アジルサルタン錠」など新製品が伸びる。米国の後発薬子会社アップシャー・スミス・ラボラトリーズ(USL)の売却も寄与する。

【関連記事】

  • ・サワイGHD、24年3月期純利益8%増 医薬品値上げ浸透
  • ・サワイGHD、米後発薬事業から撤退 台湾企業に売却
  • ・サワイGHD、一時10%高 資本政策の見直し好感

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。