サントリー食品インターナショナル(サントリーBF)が13日発表した2024年1〜3月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比39%増の202億円だった。国内外で値上げが進んだほか、為替の円安が営業利益を28億円押し上げる要因になった。
売上高にあたる売上収益は10%増の3716億円と、前年同期に続き最高を更新した。全地域で増収だった。日本以外のアジア太平洋、欧州、米州はそれぞれ10%以上の増収だった。円安や値上げが寄与した。米州では販路が拡大したスポーツ飲料「Gatorade(ゲータレード)」が好調だった。
営業利益は28%増の338億円と18年以来の過去最高を更新した。日本の同利益は2.2倍の78億円と伸びた。23年に2回値上げしながらも、好天で人出が増え、販売数量は1%増の9170万ケースで最高だった。「サントリー天然水」の数量は6%伸びた。
24年12月通期の業績予想は据え置いた。売上収益が前期比5%増の1兆6700億円、営業利益が5%増の1490億円、純利益が2%増の845億円になると見込む。純利益は3年連続で過去最高を更新する。
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