パーソルホールディングスは13日、2025年3月期(国際会計基準)の連結純利益が前期比8〜15%増の325億〜345億円になりそうだと発表した。人材派遣事業と人材紹介事業が堅調に推移する。新型コロナウイルス禍後の採用需要が一服し、今後の人材紹介市場が見通しにくいとして、予想に幅を持たせた。

売上高にあたる売上収益は7〜8%増の1兆4170億〜1兆4290億円、経営指標として重視する調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は1〜5%増の730億〜760億円になる見込み。

セグメント別にみると、人材派遣事業の調整後EBITDAは1%減。就業者数と派遣先企業への請求単価は伸びるが、生産性向上のためのシステム投資が響く。人材紹介事業は堅調に推移し、調整後EBITDAは13〜25%増を見込む。

同日公表した24年3月期の純利益は前の期比32%増の299億円、売上収益は7%増の1兆3271億円だった。コロナ禍後の人手不足感から人材関連事業が堅調だった。

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