ホンダ系部品メーカーのユタカ技研が10日発表した2024年3月期連結決算(国際会計基準)は純利益が前の期比5.2倍の74億円だった。北米や日本、インドネシアでの受注が増え、原材料や輸送費の高騰分の価格転嫁、費用削減、為替の円安傾向も寄与した。従来予想より20億円上振れした。

売上高にあたる売上収益は微減の2162億円だった。中国での受注減を他地域で補ったが、中国での仕入れ材に含まれる貴金属価格の下落が響いた。

25年3月期は売上収益が前期比19%減の1750億円、純利益が65%減の26億円を見込む。中国での受注低迷の影響が大きい。

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