食品包装資材商社の高速は10日、2025年3月期の連結売上高が前期比5%増の1120億円になりそうだと発表した。達成すれば売上高の過去最高を10期連続で更新する。M&A(合併・買収)による商圏の拡大や環境に配慮した高付加価値商品の提案などが好決算の予想を後押しする。

営業利益は前期比3%増の43億円、連結純利益は前期比1%増の31億円でともに過去最高となる見通し。人流回復により、土産向けの包装資材の取り扱いが増えていることも寄与する見込みだ。

同日発表した24年3月期の連結決算は、売上高は前の期比8%増の1062億円だった。26年3月期を最終目標とする中期経営計画で掲げている売上高1000億円以上を3年で達成した。記念配当を積み増し、24年3月期は前の期から6円増の52円と20期連続の増配となる。

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