ロイヤルホストでは「ブラックアンガスアメリカンステーキ」などの販売が好調だった(都内の店舗)

ロイヤルホールディングス(HD)は10日、2024年12月期の連結純利益が前期比19%増の48億円になりそうだと発表した。従来予想を5億円上回る。人流回復に伴いファミリーレストランなどの既存店が好調に推移するほか、ホテル事業もインバウンド(訪日外国人)を中心に利用者数が増え収益を押し上げる。

売上高は7%増の1480億円、営業利益は15%増の70億円と従来予想をそれぞれ7億円、4億円上回る見通しだ。米国産牛肉などの原材料価格の高騰や人件費の増加などでコストは膨らむものの、増収効果で補う。

同日発表した24年1〜3月期の連結決算は純利益が前年同期比57%増の15億円、売上高が13%増の356億円だった。外食需要の回復に加えて期間限定で販売した「ブラックアンガスアメリカンステーキ」などの高付加価値商品の販売が伸びた。天丼チェーンの「てんや」も好調に推移した。

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