NTTドコモは、来月付けで井伊基之社長が退任し、前田義晃副社長が新しい社長に昇格する人事を発表しました。

前田氏は54歳。人材サービス大手のリクルート出身で、ドコモの社長にNTTグループの生え抜き以外から就任するのは初めてです。

また、会社は海外事業を統括する新会社をことし7月に設立することを発表し、次世代のネットワーク技術などの海外展開を強化するとしています。

会見で前田氏は、iモードの関連サービスやスマホ決済の事業などを担当してきたことを踏まえ、「通信シェアやポイント経済圏を拡大させるとともに、世界へ社会価値を提供する企業グループを目指す」と述べました。

一方、NTTは、おととし、26年ぶりに代表権を持つ会長に就任した澤田純会長が来月付けで代表権を返上することを明らかにしました。

NTTの島田明社長は会見で「中期計画のメインの指標も昨年度で達成され、ひとつの区切りだと思っている」と述べました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。