レンゴーは10日、2025年3月期の連結純利益が前期比6%増の350億円になる見通しだと発表した。国内で食品や飲料業界向けに運搬用の段ボール販売が伸びるほか、4月に実施した段ボールや紙器製品の値上げが下期に浸透し、2期連続の過去最高益を予想する。売上高は11%増の1兆円と初めての大台を見込む。

営業利益は2%増の500億円と過去最高を見込む。物流費や人件費の上昇が響き上期は減益を予想するが、通期では増益を見込む。年間配当は前期と同じ1株30円を予想する。

同日発表した24年3月期の連結決算は売上高が6%増の9007億円、純利益が62%増の330億円だった。段ボールなどで生産量が減ったが、かねて進めてきた値上げが収益を押し上げた。

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