2〜3月の低温や降雪によってキノコ価格は高値で推移した(ホクトの工場)

ホクトは10日、2025年3月期の連結純利益が前期比31%減の24億円になる見通しだと発表した。前期は円安の進行で為替差益が膨らんだが、25年3月期の業績予想には織り込んでいない。売上高は2%増の812億円で、過去最高を見込む。

営業利益は4%増の33億円、経常利益は25%減の35億円を見込む。中間配当の予想は10円、年間配当は未定(前期実績は50円)とした。

10日発表した24年3月期の連結業績は最終損益が35億円の黒字(前の期は20億円の赤字)、売上高は前の期比9%増の794億円だった。

3月には電気代などの製造原価が計画を下回り為替差益も膨らんだとし、純利益、営業、経常利益を上方修正した。2〜3月にキノコ価格が予想より高値で推移し、各利益は修正値をさらに上回った。

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