東京商工リサーチが10日発表した4月の全国企業倒産(負債額1千万円以上)は前年同月比28.4%増の783件だった。円安に伴う仕入れコストや燃料費の拡大など、物価高を要因とする倒産は前年同月の50件から58件に増えた。人手不足関連倒産も24件と、前年同月から倍増した。
物価高による倒産は建設業や製造業、運輸業がいずれも15件と目立った。人手不足による倒産の内訳は人件費高騰が11件、従業員退職が7件、求人難が6件だった。
このほか、産業別では飲食業など「サービス業他」が38.2%増の264件と最多で、建設業が9.0%増の146件、製造業が29.9%増の100件と続く。
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