「スシロー」などを運営する「FOOD & LIFE COMPANIES」は、去年10月からことし3月までの半年間のグループ全体の決算を10日、発表しました。

それによりますと売り上げは前の年の同じ時期より22.8%増えて1759億円で、最終的な利益はおよそ2倍となる72億円となりました。

国内の回転ずし事業が好調で、新型コロナの5類移行に加え、物価の上昇が続く中で低価格帯の商品を投入したこともあり、来店客数が大きく回復しました。

また、海外では、東京電力福島第一原発にたまる処理水の放出などを背景に中国本土で客数の落ち込みが見られた一方、台湾や香港、タイなどでは出店数を増やし認知度が高まったことで客数が伸び、全体として売り上げが増えたということです。

水留浩一社長は記者会見で「国内はキャンペーンもあり非常に良い状況で推移している。円安は、原価を考えるうえではボディーブローとして効いてくるが、そのつどメニューを改めるなど努力をして生産性を高めていきたい」と述べました。

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