12日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が470ドル超下落し、1月以来、約3カ月ぶりの安値をつけた。中東情勢の緊迫化で株式が売られた。原油先物は約5カ月半ぶりの高値をつけた。
ダウの終値は、前日より475.84ドル(1.24%)安い3万7983.24ドルだった。値下がりは5日連続。
イスラエルによるとみられる空爆をシリアのイラン大使館が受け、イランが近くイスラエルを報復攻撃すると伝わった。リスクを避けようと株式を売る動きが広がった。
また、この問題で原油供給への不安が高まり、12日のニューヨーク商業取引所では原油価格が値上がりした。指標となる「米国産WTI原油」の先物価格は一時、1バレル=87.67ドルと約5カ月半ぶりの高値を更新した。
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