北海道新幹線の札幌延伸について、建設主体の鉄道・運輸機構は今月8日にトンネル工事の遅れなどから目標とする2030年度末の開業が極めて困難だとする見通しを国土交通省に報告しました。

国土交通省は有識者会議で報告の内容を検証したうえで、開業時期の目標を遅らせるかどうか判断する方針です。

これについて、斉藤国土交通大臣は10日の閣議のあとの会見で「報告内容が合理的であるのか、講じることができる方策がないか、今後、有識者会議を開催しながら、精査を進めていく。このため、開業目標に関する今後の見通しについては、現時点でいつごろになるか示すことは困難な状況だが、できるだけ早期にお示しできるよう努めてまいりたい」と述べました。

そのうえで「地元自治体の関係者にも丁寧に説明を行い協力をしながら、北海道新幹線の着実な整備に努めてまいりたい」と述べました。

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