10日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=155円台半ばで取引された。

 午前10時現在は前日比30銭円高ドル安の1ドル=155円52~55銭。ユーロは38銭円安ユーロ高の1ユーロ=167円64~68銭。

 9日に発表された米週間失業保険申請件数が市場予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを先送りするとの観測が後退し、米長期金利が低下。日米金利差の縮小を材料視した円買いドル売りが優勢となった。

 市場では「政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い」(外為ブローカー)との声もあった。

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