日本たばこ産業が9日発表した2024年1〜3月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比9%増の1572億円だった。海外中心にたばこ製品の販売数量が伸びた。フィリピンやロシアなどでの値上げ効果も寄与した。
売上高にあたる売上収益は11%増の7403億円、営業利益は5%増の2158億円だった。イタリアやトルコなど海外がけん引し、たばこ製品の総販売数量は2%増の1329億本だった。日本は紙たばこの需要低迷が続いた。
加熱式たばこ「PloomX(プルーム・エックス)」は日本でも好調だった。新たにスペインやドイツなど4市場で販売を開始し、販売先は17市場に拡大した。
24年12月期の連結業績予想は据え置いた。売上収益は前期比6%増の3兆160億円、純利益は6%減の4550億円を見込む。
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