ファンケルは8日、小林製薬の紅こうじサプリメントを巡る健康被害問題の影響により、2025年3月期のサプリ事業の売上高が4億円程度押し下げられる見込みだと明らかにした。小林製薬の原料は使用していないが、製品の定期購入の解約などが発生した。

 島田和幸社長が決算会見で「解約や問い合わせが一時的に増加したが、現在は落ち着いている」と説明した。

 ファンケルは紅こうじを使い、コレステロールの低減をうたう機能性表示食品「コレステサポート」を展開している。

 政府で機能性表示食品の制度見直しが検討されているが、独自の品質基準を設けており影響は限定的だとした。

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