精神科の訪問看護事業者で最大手とされる「ファーストナース」(東京)が診療報酬の過剰請求を指摘されている問題を巡り、同社の訪問看護ステーション「あやめ桐生」(群馬県桐生市)で、管理者だった男性看護師が不正な架空請求を繰り返していたことが8日、同社の内部資料や社員らの証言で分かった。診療報酬は会社の収入となり、同社側によると、不正受給額は約500万円だったという。  昨年、不正が発覚する前、経営陣は社内の会議でこの看護師について「管理者なのに1日10件訪問している。すごい」と称賛。社員らは「訪問件数や売り上げ増を強く求める会社の方針が招いた事態だ」と話している。


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