ことし1月2日に羽田空港で起きた事故では海上保安庁の航空機に乗っていた副機長の田原信幸さん(41)、通信士の石田貴紀さん(27)、探索レーダー士の帶刀航さん(39)、整備士の宇野誠人さん(47)、整備員の加藤重亮さん(56)の5人が死亡しました。
事故から1年になるのを前に、23日午前、東京・大田区にある羽田航空基地で5人の追悼式が行われました。
追悼式では亡くなった5人に対して1分間の黙とうがささげられたあと、第3管区海上保安本部の宮本伸二 本部長が「能登半島地震の被災者支援に取り組んでいたなか、大いなる財産でかけがえのない仲間である5人を失い、1月2日は生涯忘れることができない日になりました」と述べました。
そのうえで5人に対し、「君たちの尊い犠牲をむだにすることなくこれからも安全面への不断の努力を続け、世界一安全な現場を約束するとともに、正義、仁愛の精神のもと任務を全うすることを誓います」と話しました。
また、5人の遺族は代理人の弁護士を通じ、「この1年は私たち家族にとって、とても長い・つらい1年となりました。私たちの願いは、私たちのような悲しみを受ける家族を二度とださないようにしていただくことです。私たちの家族の大切な命が失われたことを決してむだにせず、『必ずこれからの将来に生かしていただきたい』と切に思っております」というコメントを出しました。
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