石川県輪島市町野町で21日、地震や豪雨で土砂に埋もれるなどした写真をきれいにし、思い出を大切にしてもらおうと、ボランティアが写真を洗浄する取り組みがあった。主催団体の一つ「あらいぐま能登」代表の福井圭一さん(54)は「写真は生活の歴史で、人生そのもの。守りたい」と話した。

 ボランティアらは、住民から預かった約5千枚の家族写真や結婚式の晴れ着姿の写真などを、1枚ずつ丁寧に、水で汚れを落とした。写真は乾かしてアルバムに入れ、持ち主へ返される。

 いまだに埋もれた写真を取り出せていない人は多いとみられる。ボランティアに参加した山田伸晃さん(52)は「継続的に手伝えたら」と意気込んだ。

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