福島市の桜ケ丘病院は20日、インフルエンザ予防接種の予診票が道路上に散乱していたと発表した。予診票は、今年6月に閉院した付属クリニックにあった81人分。住所や治療中の病気などの個人情報が記載されていた。同病院が原因を調べている。
病院や市によると、18日午前に市民からの通報で発覚。JR福島駅東口にあった桜ケ丘病院付属栄町クリニック(同市栄町)で2009年度にインフルエンザの予防接種を受けた人の予診票やコピーが、同市泉の県道や歩道、駐車場など約700メートルにわたってそのままの状態やクリアファイルに入った状態で見つかった。同日中に病院や市側で回収した。個人情報の悪用は確認されていないという。
クリニックは6月末で閉院し、7月末までに全ての物品を搬出済み。今回の予診票を含めた処分可能な書類はクリニック職員が段ボールに梱包し、同月中に病院職員が焼却施設に搬入したという。同病院は「人為的ミスでは起こりえない」として警察に相談する予定。今後、患者側に個別に謝罪したいとしている。
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