減給3か月の懲戒処分を受けたのは、福山東警察署の58歳の警視正で、警察関係者によりますと田坂健治署長です。
県警察本部によりますと署長は、ことし7月までのおよそ4か月間に、いずれも外部の関係者から、
▽13回にわたって、およそ13万円の飲食を伴う接待を受けて料金を支払わず
▽自宅付近まで車で送迎してもらったほか
▽野球観戦チケットなど、およそ14万円分を受け取ったとして、
国家公務員倫理法の規程に違反したということです。
署長は十数年前に相手方と業務を通じて知り合い、ことし署長として着任してから繰り返し接待を受けたということですが、県警察本部は見返りに便宜をはかった事実は確認されなかったとしています。
匿名の情報提供を受けて発覚したということで、警察は相手方については違法な行為はなかったとして、所属などは明らかにしていません。
警察の調査に対し署長は「仲のいい人の誘いを断り切れなかった。大変申し訳ない」などと説明したということで、20日付けで警務部付に異動しました。
広島県警察本部 “改めて規律の保持 徹底を”
広島県警察本部の武田一志警務部長は「部下職員を指揮監督し、模範となるべき幹部職員がこのような事案を発生させたことは遺憾だ。改めて規律の保持について徹底していく」とコメントしています。
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