国民生活センターによりますと、ことし8月、1歳の男の子がひとくちサイズの丸いチーズを食べたところ、のどに詰まらせ、病院に搬送されましたが、12日後に死亡しました。
チーズは、直径およそ2センチ、キャンディーのような丸い形でフィルムで1つずつ包装されていたということです。
丸いチーズを食べて窒息する事故はこのほか、ことし3月、1歳10か月の女の子が1人で食べていたところ、むせて顔色が悪くなり、その後保護者が指でかき出して回復したということですが、口の中から溶けたチーズのかけらが出てきたということです。
また、2017年には1歳の男の子がのどに詰まらせてえずき、一時は皮膚や粘膜が紫色になる「チアノーゼ」の症状になったほか、2016年には3歳の子どもがのどに詰まらせたということです。
国民生活センターは、特に乳幼児の場合、無理なく食べられるよう、小さく切ってから与えることや飲み込むまで目を離さないことなど、注意を呼びかけています。
国民生活センター商品テスト部企画管理課の宮森章広課長は「今回のようなチーズなど、丸くてつるっとしている食品は窒息のリスクがあるので、無理なく飲み込める大きさにしてから与えてほしい」と話しています。
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