書類送検されたのは、新見市の戎斉前市長(68)と会計責任者だった60代の妻です。
捜査関係者によりますと、2人は先月投票が行われた新見市長選挙で、いわゆる「ウグイス嬢」と呼ばれる運動員2人に対し、法律の規定の上限を超える報酬を支払ったとして、公職選挙法違反の運動員買収の疑いがもたれています。
ウグイス嬢への報酬は1日当たり1万5000円以内と定められていますが、前市長らは3万円を支払い、総額は選挙期間中の7日間で1人当たり21万円にのぼるということです。
これまでの任意の調べに対し、前市長と妻はいずれも容疑を認めていたということです。
前市長は今回の選挙で落選しました。
NHKの取材に対し前市長は「市民に申し訳なく思っている。上限については把握していたが、支払ってしまった」とコメントしています。
捜査関係者によりますと、報酬を受け取った2人のウグイス嬢も、公職選挙法違反の疑いで書類送検されたということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。