北九州市小倉南区のマクドナルドの店舗で中学3年の男女が殺傷された事件で、近所に住む男が容疑者として逮捕された19日午前、地域住民からは安堵や事件への憤りの声が上がった。
同区在住の会社員幾野桂輔さん(49)は自宅で容疑者逮捕のニュースを聞いた。「(犯人だとしたら)何の面識もない人間をなぜ刺したのか聞きたい。犯人には重い罪を与えてほしい」と話し、憤りをあらわにした。
現場となった店舗付近を通りかかった無職合原吉明さん(88)は「早くどうにかならんのかと思っていた」と逮捕までの数日間を振り返り「捕まって安心した」と述べた。
この日、市職員は朝から千人規模で子どもたちの登校を見守った。市立の小中高校などでは、18日までに延べ8千人以上が登校を見合わせており、安全・安心の確保と心のケアが急務となったためだ。
午前7時半ごろ、雨が降る中、同市小倉北区では青いベストを着た市職員が通学路に立ち、周囲を警戒していた。保護者と徒歩で登校したり、自動車送迎されたりする子どもの姿があった。
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