秋田県内では11月下旬以降、学校周辺や市街地などでクマの出没が相次ぎ、11月30日には、秋田市のスーパーに侵入して従業員を襲ってけがをさせたあと、店内に居続け2日後に駆除されました。
県によりますと、クマを駆除したことについて、12月12日までに56件の電話が県に寄せられ、このうち24件が反対する内容で、多くは県外からだったということです。
17日の県議会で、佐竹知事は議員から苦情の電話への対応について問われ、「話してもわかってもらえない人もいる。もし私が電話を受けたら、相手を威嚇して『お前のところにクマを送るから住所を送れ』と言う」と述べました。
18日に、報道陣から発言の意図を問われた佐竹知事は、苦情の電話の中には過激な発言もあるとして、「例え話でも、トップがきぜんとした対応をすることで職員がやりやすくなる」と説明しました。
そして、相手に十分に説明することも必要だとしたうえで、「家のそばにクマがいたらどうなるのか、自分の身になってほしい。人間の生命が一番です」と述べました。
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