神奈川県茅ヶ崎市の小学校で授業を行ったのは、核兵器廃絶などを求める署名を国連に届ける活動を行う「高校生平和大使」を務めた広島や長崎出身の大学生など7人で、6年生およそ200人が出席しました。

大学生たちは現在も世界に推計で1万2000発以上の核兵器が存在することなどをクイズも交えて説明したほか、長年にわたり核兵器廃絶を訴えてきた日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会がことしのノーベル平和賞を受賞したことを紹介しました。

また、被爆者の高齢化が進んでいる現状も説明し、若い世代が中心となって活動を広げていくことが必要だと呼びかけていました。

授業を受けた児童は「核兵器が今も1万発以上あるのは怖いですが平和のために身近なところからみんなが変えていければ平和につながるんじゃないかと思いました」と話していました。

授業を行った広島出身で大学2年生の大内由紀子さんは「若い世代がもっと若い世代に伝えるのは難しいことではありますが、被爆者の高齢化が進む中で未来志向の取り組みだと思うので、こうした授業をさらに広げていきたい」と話していました。

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