逮捕されたのは、住居・職業不詳の吉田健人容疑者(28)です。

警視庁によりますと、5年前、福井県の当時50代の女性と長野県の当時10代の女性に対し、有料サイトの料金が未納だとうそのメールを送り、2人から合わせておよそ50万円分の電子マネーをだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。

容疑者は5年前にタイ中部のパタヤで摘発された日本人の特殊詐欺グループのメンバーで、電話役だったとみられています。

拠点が摘発された際には隣国のラオスに滞在していたため逮捕をまぬがれ、その後、日本に帰国して逃亡を続けていたということです。

大阪市内で知人と生活しているという情報をもとに警視庁の捜査員が17日に吉田容疑者の身柄を確保し、逮捕したということです。

警視庁は容疑者の認否については明らかにしていません。

このグループによる特殊詐欺の被害額はおよそ3億円にのぼるとみられ、これまでに電話役や電子マネーの換金役など26人が起訴されていました。

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