【ワシントン共同】米ニューヨーク大の医療センターは17日、遺伝子操作したブタの腎臓を腎不全で透析治療中だった53歳の女性に移植したと発表した。手術は11月25日で、女性は今月6日に退院。体調は良く、透析をやめられたという。「新しい人生のチャンスをもらったような気がする」とのコメントを出した。
患者の治療を目指した腎臓の異種移植は3例目。前の2人は移植から2カ月前後で死亡、手法の改善が課題となっている。今回は拒絶反応を抑えるため、これまでとは違う10個の遺伝子に操作を施したブタを使った。
女性は25年前に母親に腎臓を提供、その後に妊娠の合併症で腎不全に陥り、透析を受けていた。
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