東京電力は7日、福島第1原発処理水の5回目の海洋放出を完了した。2024年度としては初の放出で、年度内に計画している約5万4600トンのうち、約7800トンの放出を終えた。原発周辺の海水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度に異常はなかった。  5回目の放出は4月19日に開始。同24日には原発構内での掘削作業中に作業員が誤ってケーブルを損傷、電源供給系統の一部が停止して海洋放出が約6時間半止まった。  処理水の海洋放出は昨年8月に始まり、24年度は今回を含めて計7回を計画。次回の放出は5~6月に実施する。


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