この勉強会は当事者の相談に応じている団体「ギャンブル依存症問題を考える会」が企画したもので、国会議員およそ30人や警察庁の担当者など合わせて100人余りが参加しました。

はじめにことし都内で発生した強盗事件に闇バイトとして関わり、逮捕・起訴された20代の被告の母親が登壇し、「ギャンブル依存が悪化すると、闇バイトに参加するリスクが高まってしまう。もっと早く気付いていればという後悔があり、この問題について多くの人に知ってほしい」と訴えました。

続いて、主催した団体の田中紀子代表が、ギャンブル依存症の当事者681人を対象に行ったアンケートについて、「犯罪をした経験がある」と回答した人が3分の1にあたる230人に上り、そのうち30人が「闇バイトに参加した」と回答したと明らかにしました。

そして団体に寄せられるオンラインカジノに関する相談が急増していることを踏まえ、罰則の強化のほか、著名人が広告塔にならないようにしたり、海外のオンラインカジノに日本からアクセスできないようにしたりする対策を提言しました。

田中代表は「オンラインカジノが流行して、若い世代がギャンブル依存症になるケースが増えている。国による規制強化と、ギャンブル依存症に関する正しい知識の啓発を進めていく必要がある」と話していました。

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