環境省=東京・霞が関
環境省は16日、政府目標に先駆けて2030年度までの脱炭素化を目指す「先行地域」に選定した兵庫県姫路市から辞退の申し出があり、受理したと発表した。事業費が高額となることが理由。辞退は24年3月の奈良県三郷町に続いて2例目。先行地域は38道府県81件となった。 環境省によると、姫路市は遊休地に太陽光発電施設を設け、世界遺産の姫路城を中心とした地域に電力を供給する計画だった。22年の選定後、送電線整備費などが想定以上に膨らむ見通しとなったという。 先行地域は交付金による支援の対象で、環境省は25年度までに100件以上に増やす方針。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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