昭和初期以降に国策で旧満州(中国東北部)に入植した移民団の歴史を伝える長野県阿智村の「満蒙開拓平和記念館」は14日、2013年の開館時から続く元移民団員による定期講演会の終了を発表した。元団員の高齢化が理由。25年以降はその親族らを中心にした講演会に衣替えし、続けるという。寺沢秀文館長(71)が明らかにした。
14日同館で開かれた講演会に登壇した寺沢さんは、移民団に所属していた父親から聞いた話を紹介。入植当時、中国人の土地を奪ったことを悔いていたとし「事実を受け止め、次の世代にバトンタッチする」と語った。
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