「こどもホスピス」の開所式で記念撮影する利用者家族(中央)とスタッフ=14日午後、福岡県古賀市

 福岡市のNPO法人「福岡子どもホスピスプロジェクト」は14日、小児がんや重い障害のある子どもと家族が過ごす「こどもホスピス」を福岡県古賀市に開設した。看護師などの支援を受けながら、子どもや家族が安心して遊んだり一息つけたりする「第2の家」を目指す。大阪、横浜、札幌に続き全国4カ所目で、九州では初めて。

 この日は、先天性疾患のある福岡市の筒井こは音ちゃん(5)の一家が最初の利用者として訪れ、犬と遊ぶなどして滞在を楽しんだ。母親の真央さん(41)は「家族でこの日を心待ちにしていた」と笑顔を見せた。

 浜田裕子理事長は「家だけにいると孤立感が深まる。生きる希望につながってほしい」と語った。

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